Home > Yamaring > my Machines > my ZX-6RR > 走行会(2007年4月14日) |
「どの男だよ」、みたいな。(笑) え〜、髪型がだんだんブルースさんに近づいているのでパクってみました。 参考:映画『ダイ・ハード4.0』 という訳で、相乗効果どころか、負の連鎖となった、ダイムラーとクライスラーの関係のように、皆さん御存知のように、私とダンロップの結婚の結果は死産となりましたが、今回入れたピレリとは、うまくやっていきたいということで、リファインさんの走行会でためてしまったうっぷんを晴らすべく、私は2週間後という、信じられないほど短いインターバルを経て、サイゼリアの店員数のような、頼りない人数でも運営できる素晴らしいサーキットで再び愛車を走らせるべく、この日は、ここのところ、トミン熱が高まっているというykt家の人々をお誘いあわせの上、KTM世田谷さんの走行会に参加することにいたしましたが、当日には、なんと、前日にエントリーしたという、リファインさんの面々ともお会いすることになりました。 |
事前の天気予報が曇りや雨だったのに、カッパ等を仕入れておくのを忘れてしまった私は、前日にワザワザ、労働基準法をあまり気にしないナップスさんまで、↑のRSタイチのカッパとレイン用のグローブを買いに出かけて、デーマン(にーみゃ〜んえ〜ん)位を使っちゃいましたが、私はビジネスにおいては、現実などに自分の決意の邪魔はさせないタイプなものの、天気、株価、女心だけは自分でコントロールが出来ないシロモノ家電だということも知っていたので、大昔の人が言っていた、「備えあれば憂い無し」という助言に従いました。 |
しかし、皮肉なことに、当日は前日深夜までは雨が残っていたものの、朝からは晴れてきて、「普通、こんな日はサーキットなんかに行ったりせずに代々木公園でお散歩デートとかするだろ」みたいな、春風も心地よい小春日和となりました。 |
yktさんの日記に紹介されていた、1本(1000万円)くらいかけた、「百式出る」(キャスバル・レム・ダイクンじゃなくってクワトロ・バジーナ)みたいな金ピカのMVアグスタが、ビヨンセとシャキーラのコラボみたいなモノホンのセレブなら、まるで幸田來未レベルでお下品な、エセセレブファイターの私のZX-6RR。 これはこれで別にええやんかー。 注:幸田來未のワンフー(ファン)の方は、あまりありがたくないメールをよこしたりとかはしないでください。 |
トランポは、前回のレンタカーがあまりにもボロかったので、「FMくらいはついてるのにしてください」と言ったら、今回は割ときれいなキャラバンになりました。(笑) |
という訳で、ドライコンディションの中、走行会がスタートいたしました。 我々は、モタードの方達とは別の、ロードタイプだけのクラスで、1番最初のコースインでした。 ↑は、「1本目はゆっくりいってください」とのスタッフの指示に従い、完熟走行中の私。 |
私もだんだんアベレージを上げましたが、スポーツマックスGPとはうって変わって、ディアブロスーパーコルサは、普通に食う(グリップする)ので、前回よりも全然寝かせられるようになりました。 そして、交換したレース用のパッドとφ17のラジポンのおかげで、ブレーキのガツン感が増した為、ブレーキングポイントやリリースポイントが分からず、ギクシャクとした走りになったものの、1本目から28秒台で走ることが出来ました。 |
私と同じファイター系のじゃがさんとも御一緒いたしました。うしろから観察していると、前回と走りというかラインが変わったような気がいたしました。 |
少し遅れてコースインしたyktさんが、何かメカニカルトラブルを起こしたようで、左ヘアピンでストップしてしまいました。 |
M1というクラスでも、REFINE代表安部さんや、同店スタッフのザッキーさん等、リファインさんの関係者の方達が多く走り出しました。 |
最終コーナーのクリップ付近に土があったので、「別に大丈夫だろ!」と思ってその上を走ったら、転びそうになったので、「やっぱ土はすべんだな〜!」と、それからはそこを意識して避けたおかげで、立ち上がり加速が損している感じでした。 |
それから、今回使用したディアブロスーパーコルサですが、最初に結論。(by
つじ・つかさ氏)一般論としては、フツーに良いタイヤですが、私とZX-6RRの組み合わせに対しては、ブリヂストンのBT-002のほうが相性が良いといった印象でした。 説明しよう!(タイムボカン風) ディアブロスーパーコルサは、yktさんや、yktさんと同じ隼に乗るko-kiさんなどは絶賛していましたが、隼やそれに乗る彼らは、割と重量があるので、タイヤにかかる面圧も大きいと思われ、隼にBT-002だと、むしろケース剛性が不足しそうなので、御法度感がありますが、私のZX-6RRは、元々ST600のレーサーで車重が軽いというのに、更に私のZX-6RRは、リアブレーキ周り一式(笑)とか、カウル類とかを取り去って、強烈に軽量化されていることに加えて、私自身が体重が50キロしかないので、市販車状態のSS600や、60〜70キロ位の体重の成人男子が乗った場合に比較して、全然面圧がかからないので、ST600のマシンに、125や250から上がってきた10代の軽量ライダーの組み合わせも多いST600の世界で開発されている、BT-002のほうが、ライダーを含めたバネ上の軽いマシンでも強烈にグリップするようで、今回履いたディアブロスーパーコルサは、2時間くらい使用してグリップ力が落ちてきたBT-002と同じくらいのグリップ力しか感じられず、しかも、グリップ力が落ちた状態のBT-002は、スライドというよりもスピニングという滑り方で、“アケアケ”でイケるのに対して、ディアブロの方は、普通に横に流れてアクセルは開けられないという滑り方で、あと、ブレーキング時のフロントのグリップ感も、BT-002のようなケースがつぶれる安心感が希薄でした。 しかし、これはあくまでも、私プラスZX-6RRのバネ上の重量が軽いという特殊なケースでの話なので、重量車や、体重のある方ならば、恐らくディアブロスーパーコルサで全然ノー問題、プロブレム無しだと思われます。 その証拠に、私のタイヤと、yktさんのタイヤのトレッドの溶け具合を見ると、同じ銘柄にも関わらず、yktさんの方がより多くとけていて、私のタイヤはサラッとしていて、熱が入っていないようなイキフン(雰囲気)でした。 また、予想に反して、BT-002よりもケース剛性が高い感触だったので、空気圧を、走行後の温間時で、フロントを2.1から2.0へ、リア2.2から2.05に落としたところ、特別変化もなかったので、タイヤの特性の違いだとも思われました。 |
高価そうなバイクを駆るフォリナー(外国人)の参加者の方が、スリップダウンしていたようでした。幸い、ライダーは無事なようで良かったです。 |
リファインさんの方達がヘルプしています。 「大丈夫ですか〜?」 「トリアエズロッポンギデスシガタベタイデ〜ス」 注:そんなものが必要な方の為に解説すると、上記の会話は、アーブ山口の妄想で、実際の会話内容とかザッキーさんが英語喋れるかとかは不明です。 |
「大丈夫ですか〜?」 「オレは埼玉県内の回転寿司でいいよ」 注:そんなものが必要な方の為に解説すると、上記の会話は、アーブ山口の妄想で(以下略)。 |
仲むつまじい、おしどり夫婦のランデブー走行をジャマしている私。 チョンガ(独身)ライダー共! オレはやったぞ!(爆) |
最終立ち上がりのyktさんの奥さん。 コーナーリングスピードも高い上に、立ち上がった後はしっかりパワーバンドに入れていて、さすが速いだけのことはあります。 また、私には、ルカ・カダローラっぽいヨーロピアンタイプだと思われましたが、そのスタイルを極めたほうが良いと助言すると、「アメリカンタイプとか『前のりティ』とかの仲間には入れてもらえないんですか〜?」とギザカワユスな目で言われて言葉につまりました。(笑) |
旦那さんのyktさんからは、「ボクはどっちのタイプなんですか?」と聞かれたので、「両方の中間に位置する優等生なので、そのまま邁進してください」と言っておきました。(笑) |
またまたやっちゃいましたガス欠。(笑) ↑はスタッフの方に押してもらっている所。どうもスミマセンでした。(ペコリ) 今回は、走行前にガソリンを入れとくのを忘れるという凡ミスでした。(泪) |
でも、この2本目の走行で、27秒84というタイムが出せました。やっぱタイヤだよタイヤ。(笑) まったく、前回に履いたスポーツマックスGPの宣伝を今読み返すと、聖母マリアの処女懐胎を彷彿させるほどの欺瞞性を感じますが、しかし、そうは言っても、最近の私の走りの分析をしてもらっているko-kiさんから、「ボクが27秒台を出した時は、もっと喜びましたよ」と言われてしまう程、私はあまり嬉しそうにはしていなかったようで、自分的には、全然走りがきれいにまとまっておらず、ファイナルがロングな感じだったり、前述したように、BT-002のほうが感触が良かったと思ったりもしていたので、中国から首相がやってきて氷はとけても、まだ水は冷たいように、私と私のZX-6RRも、これは序章にすぎず、もっとキッチリとマシンや走りをまとめたいという感じです。 しかし、いつもマシンをイジリ過ぎて、走りこむことをおろそかにしているのも事実なので、暑くてメンドクセーというのもあったのですが(笑)、あえてファイナルは変更せずに、この日はこのファイナルで少し走りこんでみようと思いました。 |
注:リアルタイム世代ではなく、元ネタを知らないというのに、大ウケしたというyktさんの奥さんへのサービスで、またまたかましたいと思います。 追伸:後日、yktさんが元ネタを紹介していました。(笑) |
「オレのことネタにしてんじゃねーぞ!」と、言っていたかどうかは、この後、私が刺されるかどうかで御判断してください。 |
最終でyktさんの立ち上がりラインに乗ると、路面のウネリでマシンが跳ねるので、3本目の走行前に、イニシャルを3mm弱めたところ、マシンは跳ねなくなったみたいで、乗り心地も良くなった感じです。 |
↑は、私のサイトを御覧になっているとのことで、挨拶して頂いたJUN1さんと、02GSX-R750。6月2日のリファインさんの走行会もお誘いしましたら、快諾して頂いたので、またお会いできそうです。 ちなみに、「『前のりティリポート』も読んでいます」と仰っていましたが、見たところ実践はしていないようなので、私は胸を撫で下ろしました。(笑) |
午後からは、左周りの走行となりました。 ↑は仲むつまじいyktさんご夫妻。 |
yktさんと私。私は、逆周りはシャレで走り、フルバンクさせることも出来ず、ダラダラ走っていましたが、yktさんは、進入ドリフトの練習にしていたようです。 |
リファイン・レーシングのあんまさんは、左回りが得意なようで、私はうしろからあおられて、最後はパッシングされてしまいました。 |
ロード組の左ヘアピン立ち上がり集。皆さんよく寝ています。 ちなみに、私はこの5本目の走行で、左ヘアピンの進入速度を上げたら、ヒザが擦れるようになって、前回の走行で、あの忌まわしいスポーツマックマックスGPのおかげで、左コーナーが特に寝かせられなかったというストレスを発散したところ、他のコーナーがおろそかになって、タイムは出ませんでしたが、よく効くブレーキにも慣れてきて、安定感は増してきました。 そう言えば、今回は28秒台前半で走って、ブレーキも酷使しましたが、レバーストロークが増大することもなく、ベルリンガーのキャリパーは熱でタレることもないようでした。もちろん、私はイタ車乗りとかイタ車雑誌のライターではないので、「この性能ならば安い買い物だ」などとはお世辞にも言いませんが、トキコのキャリパーはお世辞でクソだとは言えます。(爆) |
最終コーナーのJUN1さん。まだ数回しかトミンサーキットを走っていないそうなのですが、すでに29秒台で走っているとのことで、大したものです。 |
最後は、全車ごった煮での走行枠となりましたが、私は疲れてしまったのでキャンセルして、皆さんの走りを観察していました。 ↑は、『速いロードを見つけると追いかける教』の信者達に追いかけられているyktさん。 |
だんだん、主役であるオレンジ色のオートバイがいなくなり、かわりに、リファイン・レーシング・オン・ステージになっていきました。(笑) |
さて、走行会を終えて最後に思ったことですが、私が若かった頃は、関東に住む多くのライダー達は、1ヶ月に30分の走行券が1枚買えるか買えないかといったレベルで、茨城県のサーキットに集結し、全員がワークスライダーを目指して、目じりを吊り上げ走っていたものですが、漂白された、骨抜きの、おとといきやがれ方式のMFJと付き合っても、何も報われないことが分かり、多くのライダーはサーキットどころか、バイクそのものに背を向けてしまいました。つまりは、80年代の貧欲は、90年代の冷笑に道を譲った訳ですが、私はシニシズム(ものごとを冷笑的に見る態度。虚無主義)を抱いた以前のライダー達に対し、少しは笑顔が取り戻せることを願って、現在はサーキットの道化を買って出たものの、それらの人達に注目されるよりも、むしろ、ここのところバイクに乗り始めたという、ビギナーチックなバイクブロガー達の注目を集めてしまっているのは、皮肉な成り行きであります。お〜い、80年代にサーキットに集っていたライダー達や、ディスコのお立ち台でセンスを振っていたムスメ達は、今は何やってんだー??? え〜、話が脱線しましたが、私は若い頃は、単純に走行料金を走行時間で割って、1時間当たりの走行料金で安いスポーツ走行で走るようにしていて、料金的には割高とも言える走行会などには参加はしませんでしたが、トシをとって、中年リターンライダーの趣味としてのサーキット走行を楽しむようになりますと、料金的に高くとも、楽しいイキフン(雰囲気)というプレミアムに追加料金を支払っても良いと考えられるようになりました。しかし、実際には、リファインさんにしても、こちらのKTM世田谷さんにしても、走行会ですらとてつもなく割安な料金設定となっているので、今後も私は、こうした走行会でピヨピヨ走って、人生に充実した思い出でも残そうかと思います。 では、次回は6月2日の、40歳のお誕生日前日のリファインさんの走行会に乞御期待! |