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 Home > Yamaring > my Machines > my ZX-6RR > タイヤの交換(2007年4月7日)

 シニカルというか、ブラックなユーモアとして社会風刺したつもりですが、それに対して不快な思いをされた方がいるのも厳然たる事実ですので、それに対しては謝罪したいと思います。
 あっ、まだ何も書いてなかった。
 という訳で、ZX-6RRを購入してから、異常行動が目立つアーブ山口です。

注:ZX-6RRと異常行動との因果関係は(以下略)。こちらを参照のこと。

 さて、3月31日のリファインさんの走行会では、私はタイヤのセレクトにおいて、まるで“白いおうち”のお猿さんがしかけたイラク戦争のような超ウルトラ大失敗を喫してしまいましたが、私と“白いおうち”のお猿さんとの違いは、私は石油利権とのしがらみがない為に、簡単に軌道修正できる点だったので、私は即行でタイヤを交換することにいたしました。
 というか、バイクをフルバンクさせることで日頃のストレスを解消する目的であるサーキット走行において、フルバンクが出来ずに、むしろストレスをためてしまったという、あの忌まわしいスポーツマックスGPを愛車に履かせているのは、まるで、恋人にジャージを着せて表参道を歩かせるかのような気分の悪さを伴っていたので、走行会の帰りに即行でタイヤ交換してしまおうと、走行会が終わった後に、いつもタイヤ交換でお世話になっている、スピード☆スターの水口さんに電話したら、次回に入れようと思っていた、ピレリーのディアブロスーパーコルサは、残念ながら在庫がないということでしたが、水口さんに仕入れに関して尽力して頂いたおかげで、一週間後には、あの忌まわしいスポーツマックスGPを愛車から外すことが出来ました。




 ↑は、まるでビビリミッターが働いて35秒くらいで走っているビギナーライダーの履いているタイヤか、ウェットの中を走ったタイヤかのような減り具合の、フロントの左側の様子。
 いかにフルバンク出来なかったかがよく分かりますが、車載カメラで撮った動画で見ていても、右側はゼブラゾーンがうつっていますが、左のコーナーはゼブラゾーンが写らず、ようするにバンクさせていなかったことがよく分かります。
 ホント、どんだけ走っても、全然食わなかったのですよ。アイ・フィール・ライク・シット。。。。(トホホのホ…)




 それに対して、最後の2回の走行では、コースイン前にバーンナウトさせたおかげで、リアの右側だけは、普通にサーキットを攻めている人みたいな溶け方をしました。しかし、リアタイヤに依存する“うしろのりライダー”ならともかく、リアホイールなどテキトーにクルクル回ってりゃーいいという、極端なフロント依存スタイルの私では、もう♪どうにもこうにもブルドック♪状態でした。




 水口さんが、なんかタイヤが変形タイヤのようで変だと仰ったので、何かと思ったら、タイヤが左右で非対称になっていました。
 小1時間程度走っただけなのに、右側は極端に磨耗しています。




 という訳で、恋人にシャネルのドレスを着せるかのような気分で、何の躊躇もなく交換することにした、ディアブロスーパーコルサ。『アーブ山口氏』が笑えます。(笑)
 ちなみに、水口さんのお話では、BT-002とかは、ST600のトップライダーでないと本来の性能は発揮できないとのことで、このディアブロスーパーコルサは、ライダーに対する間口が広いので、ミニサーキットをピヨピヨ走っている私などには、これで充分だと思われます。つーか、むしろこれでも性能高すぎかもです。
 あと、間口が広いとは言っても、色々とコンパウンドがあるらしいのですが、最近のタイヤのコンパウンドのことなど、フレンチ・ジャジー・ヒップホップみたいな、何だかさっぱり分からないといったイキフン(雰囲気)のシロモノ家電なので、コンパウンドのセレクトは、「テキトーにみつくろってください」(料亭かよ!)と、水口さんに丸投げしてしまいました。なんか、SC2とかいうやつみたいです。(笑)




 国産タイヤは、比較的ケース剛性が高まっている傾向にあるらしいのですが、こちらのディアブロスーパーコルサは、ケース剛性が柔らかい感じで、ライダーに対して優しいフィーリングのようです。




 水口さんにタイヤを交換してもらっている所。



(タイヤ交換や、その他タイヤの情報や知識などでお世話になっています)



↑はスピード☆スターさんのある場所周辺の地図で、
住所は↓になります。

〒154-0017
東京都世田谷区世田谷1-48-8
03-3427-1351




 という訳で、あの忌まわしいスポーツマックスGPを葬り、サンデーライダーにも優しそうなディアブロスーパーコルサが装着された私のZX-6RRの前後ホイール。
 ちなみに、スポーツマックスGPは、ST600で優勝もしたようですが、もう公然の秘密といったスペシャル(インチキ)のようで、20年前のガキ相手ならともかく、もうそんなことでは大人は騙せないと思います。つーか、そもそもST600出ないし。(笑)


BT-002 120/70ZR17 15,500円
BT-002 180/55ZR17 22,900円
合計 38,400円
ディアブロスーパーコルサ 120/70ZR17 21,300円
ディアブロスーパーコルサ 180/55ZR17 31,600円
合計 52,900円

 また、↑がBT-002とディアブロスーパーコルサの現在のスピード☆スターさんにおける価格で、そうは言っても、ディアブロスーパーコルサはかなり高価です。ちなみに、BT-002を使った私の感想とあわせて、サーキットで出会った方達の感想などから考えるに、BT-002も大変素晴らしいタイヤですが、グリップ力の持続時間が短いようで、外国製タイヤのほうが、一般的にグリップ力の持続時間は長いようなので、国産タイヤをしょっちゅう交換するか、最初に大きく投資して、外国製タイヤで長く使うかは、ライダーの考え方次第だと思われますが、↓には、タイヤのセレクトで悩む中年ピヨピヨライダーに向けて、私が考えた分かりやすいマトリックスを紹介したいと思います。

長期間使用 短期で交換
ストリートタイヤ(価格安) 健全で無欲 アホで無意味
BT-002(価格中) 栄養失調の勃起 貧乏金なし
ディアブロスーパーコルサ(価格高) 損して得とれ セレブ




 走行会では、ファイナルがショート気味で、かなりレブ気味で走らせていて、エンジンがちょっと心配だったので、ホイールを装着している間にオイルも交換いたしました。
 こんなオイルだけでも、1回交換するとツェーマン(いーちみゃ〜んえ〜ん)くらい使っちゃうので、色々金がかかっててーへんだな〜! 16歳の時にバイクになんか乗らなきゃ良かった! 俺の青春を返せ2輪業界!




 ファイナルは、タイヤが食わずに本来の走りが出来なかった為に、全然データにならず、ワケが分からなくなってしまったので、初めて走った時と同じにしました。


ファイナル 14000rpm時の速度 14000rpm時の速度
ノーマル 15:40 107km/h(1速時) 152km/h(2速時)
第1回の走行 14:44 129km/h(2速時)
第2回の走行 16:38 120km/h(1速時)
第3回の走行(1本目) 13:48 110km/h(2速時) 131km/h(3速時)
第3回の走行(2本目以降) 15:48 126km/h(2速時) 151km/h(3速時)
次回 14:44 129km/h(2速時) 154km/h(3速時)
次回(ショートだったら) 15:44 138km/h(2速時) 165km/h(3速時)
次回(ロングだったら) 13:44 120km/h(2速時) 143km/h(3速時)

 2回目に走った時は、だんだんショートにしていく作戦をとっていましたが、強烈ハイスロのおかげで、これまでよりワイドオープンになった為か、吹け上がりが早く、今後はロングにもって行くことになりそうだったので、前回より若干のロングとしましたが、サーキットでチェーンを切った張ったするのはメンドーなので、問題が発生した場合は、より交換が楽なドライブスプロケットでなんとかしようといった作戦で、仮にロングだった場合には、フロントを1丁下げれば、2回目の走行の時と同じになるという、安全策作戦といたしました。


 

 それから、ベルリンガーのキャリパーは、通常の使用では、ストリートレベルでは問題ないと思われましたが、恐らく私のZX-6RRに最初から入っていたキャリパーには、何かしら良いブレーキパッドが入っていたようで、ブレーキングの最初のガツン感がなかったので、「レース用とかあるのかな?」と思って、インポーターのデビルテクニカさんに問い合わせたところ、レース用があるとのことだったので、パッドをレース用に交換いたしました。
 また、パッドは左右非対称なので、回転方向が定まっていて、ペイントマーカーとかで印をつけておく必要がないので、便利な感じでした。(バックプレートが銅色なのがレース用)
 ちなみに、お値段は2セットで16,800円でやんす。まったく色々金がかかっててーへんだな〜! 16歳の時にバイクになんか乗らなきゃ良かった! 俺の青春を(以下略)。




 それから、2回目の走行の際に、レバーストロークが増大した恐怖心から、まだパッドの当たりが出ていなくて、ストロークが大きかった時にビビリミッターが働いて、より大きなピストン径のφ19のラジポンに交換したのですが、パッドの当たりが出れば、引き代も少なくなり、別に問題なさそうだったので、より少ない握力でブレーキングできる、φ17のラジポンに戻しちゃいました。
 という訳で、1回使っただけでお蔵入りとなったのは、φ19のラジポンのほうになっちゃいましたが、φ19のラジポンは、孫オクに出して孫さんで損はさせずに、将来φ19に合ったバイクを買った時の為にとっておこうかと思います。(笑)




 それと、やっぱり私は、チョップド(色々なものを取り去っちゃう)カスタムが大好きなので、このトシになってリアブレーキの練習など無理とあきらめて、古巣に戻りました。(笑)






 それと、ラップショットが天寿をまっとうしたようなので、新しくラップショット2というのを取り付けました。
 あと、yktさんのアドバイスに従い装着した車載カメラによる動画は、個人的には大変面白かったのですが、「タイムも分かったら便利だな〜」と思ったので、ハンドルより前に取り付けていたデジカメを、ハンドルよりもうしろに取り付けて、更に、東急ハンズで買ってきた(笑)、テキトーステーで、ラップショットをかなり前方に位置することで、映像の中にラップショットも入るよう工夫してみました。
 あと、これまではかなり手元近くにラップショットがあったので、走行中のタイムの確認が大変でしたが、ラップショットの取り付け位置を移動したことで、今後は走行中のタイムの確認もしやすくなりそうです。




 ↑は車載カメラで撮った画像。次回の走行後には、動画を見ながらリアルタイムにタイムも分かり便利そうです。




 という訳で、スポーツマックスGPの装着は大失敗となりましたが、偉大なゴールは、不完全な一歩一歩から成し遂げられるように、とりあえず、危険なタイヤから安心なタイヤに交換したことで、次回は普通に攻められると思うので、目標の27秒台を出してタイムをアップしてしまい、更には、タイムがアップしているにも関わらず、人格もアップさせてしまい、学歴が高いと鼻まで高くなってしまう人達の鼻をあかしたいと思います。(言ってみたかっただけで全然カテゴリーが違いました)


KTM世田谷さんの走行会